主なファンクションと応用
ファンクション | 応用 |
接着性 | 砂糖衣 |
皮膜ペインティング | 砂糖漬けのフルーツ キャンディー |
乳化 | マヨネーズ |
皮膜形成{ひまく けいせい} | 合成物質 |
泡安定剤 | ビール |
ゲル化剤 | ゼリー、詰め物、デザート、ジャム |
抗グレイン | 冷凍食品、シロップ |
安定剤 | アイスクリーム、マヨネーズ |
GESOLGEL ®製品
ゲランガムは食品、薬剤、化粧品に使用されています。
原料 | 応用 | ゲルのフォーム | アシル基のレベル | 溶状 |
---|---|---|---|---|
GESOLGEL® HA | 食品(豆乳、ジュース) | やわらかい、 弾性のある | 高 | 不透明 乳白色 |
GESOLGEL® LA | 食品(飲料、ジェリー) | かたい もろい | 低 | 透明 |
GESOLGEL® AFG | 消臭剤 | かたい もろい | 低 | 透明 |
GESOLGEL® PH-LA | 薬剤 パーソナルケア 口腔の衛生 | かたい もろい | 低 | 透明 |
GESOLGEL® PH-HA | 薬剤 パーソナルケア | やわらかい、 弾性のある | 高 | 不透明 乳白色 |
GESOLGEL® MTC | 微生物と植物の培養基 | ハード もろい | 低 | 透明 |
GESOLGEL 注目の製品
食品の製剤に使用されるスペシャル商品
スペシャル商品 | 原料 | 典型的な応用 |
---|---|---|
GESOLGEL® HAM | シュガー ゲランガム | 乳製品 |
GESOLGEL® HPS | シュガー ゲランガム | 中性の植物性たんぱく質の飲料 |
GESOLGEL® HFS | ゲランガム | ジュースの果肉を浮遊させるため |
GESOLGEL® FS | ゲランガム クエン酸ナトリウム | 高い透明度の果肉入りのジュース |
GESOLGEL® WJ | ゲランガム カラギナン コンニャクガム | 多層、耐熱性の良いウオーターゼリー |
GESOLGEL® FC | ゲランガム カラギナン クエン酸ナトリウム | 耐熱性のある菓子 |
GESOLGEL® JIS | ゲランガム クエン酸ナトリウム | アイス、砂糖衣{さとうごろも}、ゼリー、低脂肪{ていしぼう}のフロスティング、スイート・ロールなど |
GESOLGEL® JFF | ゲランガム クエン酸ナトリウム | 非標準{ひひょうじゅん}のジャムとゼリー、 果肉 |
GESOLGEL® BAK | ゲランガム シュガー クエン酸ナトリウム | パン、菓子類の餡 果肉入りのヨーグルト |
GESOLGEL® MP | ゲランガム クエン酸ナトリウム 塩化{えんか}カリウム | 肉製品 |
GESOLGEL® PF | ゲランガム 塩化{えんか}カリウム | 缶詰のペットフード |
ゲランガムについて
ゲランガム(gellan gum)とは、複合多糖類(ヘテロ多糖)に分類される多糖類(ポリサッカライド)であり、繰り返し単位を持ったポリマーの1種である。ゲランガムは、真正細菌の1種のPseudomonas elodeaによって合成される水溶性の多糖類として知られている[1]。その化学構造から、多糖類(大きな分子)でありながら水溶性を示す。しかし、容易にゲル化もする性質を持つ。一部の点眼剤(目薬)の添加物、培地のゲル化剤、食品添加物など、様々な用途で用いられている。
ゲランガムの優れたところ:
1、低用量
2、熱安定性と酸安定性がよい
3、風味が長期に保つ
4、高透明度
5、ゲル強度(剛性と弾性)が調節できる
6、混合性がよい
ゲランガムは様々な用途に用いられています。
(1) 食品添加物:菓子、ジャム、ゼリー、〔ケーキの飾りに使われる〕砂糖衣、パンと菓子などの餡、ケーキ、ペットフードなど
(2) 他の応用:培地のゲル化剤、カプセル、香水など
特性と効用
特性 | 効用 |
1、低用量 0.05-0.25%の濃度でゲルを形成する | 効果的なゲル化剤 |
2、熱安定性と酸安定性がよい | 1、加熱滅菌してもゲル強度もあまり変わらない 2、粉体形状のゲランガムは酸性状態でも長期的に使用られる |
3、ナトリウム また カリウムで熱可逆的なゲルが形成できる。 マグネシウム また カルシウムで熱不可逆的なゲルが形成できる |
熱可逆的と熱不可逆的なゲルを生産することができる |
4、風味が長期的に保つ | 商品の品質を高める |
5、他の親水コロイドと混合できる | ゲルの弾性と剛性が調節できる |
6、他の原料と相溶できる | いんな製剤に使用される |
7、pH 3.5~7.0のゲルを生産できる | 酸性の製剤でも中性の製剤でもいいゲルを形成できる。そしてゲル強度も良い |
8、アンチエイジング 老化防止{ろうかぼうし} | 老化と粘度挙動を防ぐ |
9、酵素性分解を引き超す可能性が低い | 適応性がよい 培地のゲル化剤に用いられる |
主なファンクションと応用
ファンクション | 応用 |
接着性 | 砂糖衣 |
皮膜ペインティング | 砂糖漬けのフルーツ キャンディー |
乳化 | マヨネーズ |
皮膜形成{ひまく けいせい} | 合成物質 |
泡安定剤 | ビール |
ゲル化剤 | ゼリー、詰め物、デザート、ジャム |
抗グレイン | 冷凍食品、シロップ |
安定剤 | アイスクリーム、マヨネーズ |
ゲランガムは、単糖が直鎖状に連結したポリマーとしてできた高分子化合物である。ポリマーの繰り返し単位は、2つのD-グルコース残基と1つのL-ラムノース残基と1つのD-グルクロン酸残基から構成される四糖である。 High acylの ゲランガムで柔らかい、もろくない、弾性のあるゲルが生産できる。Low acyl のゲランガムでかたい、もろい、弾性のないゲルが生産できる。
High acyl ゲランガム の構造Low acyl ゲランガム の構造
物理的性質の比較
High Acyl Gellan Gum | Low Acyl Gellan Gum | |
分子量 | 1~2×106 Daltons | 2~3×105Daltons |
溶解{ようかい}度 | 70℃以上の湯 | 80℃以上の湯、あるいは金属{きんぞく}イオン封鎖剤入りの冷たい水 |
陽イオンに対する敏感さ | イオンに対する敏感度が低い | イオン、特に二価陽イオン、例えばカルシウムイオンに対する敏感度がとても高い |
ゲル化条件 | 冷却 陽イオンはいらない | 陽イオン、酸、可溶性固形物 |
設定温度 | 70~80℃ (158~176℉) | 30~50℃ (86~122℉) |
熱可逆性 | 熱可逆的 | 二価陽イオンを入れるなら、熱不可逆的 |
ゲル組織 | 柔らかい 弾性のある | 硬い、もろい |